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介護職で男性が採用されないのはなぜ?
介護業界で働く男性の割合も増えてきました。
一昔前には男性の介護職はほとんど見ることがありませんでしたが、今では男性3割、女性7割といったように言われるくらい、男性介護士も多く活躍しています。
しかし、比率を見るようにまだまだ介護職としては女性の方が多いですし、介護施設によっては採用においては女性を歓迎するケースもあります。
もし今、介護求人に応募していて不採用が続ている男性がいたとしたら、内定獲得のためのポイントを見直すことで、採用される可能性を上げることができるかもしれません。
絶対に女性の介護職しか採用しない、といったことはないといえます。
人員構成比の関係上、次は女性介護職を最優先で採用したい、といった事情があれば別ですが、男性介護職でも人柄が良く施設にプラスとなる人材なら採用したい、と考える介護施設、福祉法人は多いと言えます。
男性は女性よりも介護業界では内定率が低いのは確かです。
しかし、内定率を上げるポイントを抑えて、就職活動、転職活動をすることで職場を決めることは可能です。
この記事では、介護職は男性が採用されない?内定を貰うポイントをご紹介します。
介護職として内定をなかなか貰えなくて・・・といった方や、これから未経験から介護職として転職を目指すという男性はぜひ参考にしてみてください。
介護職で男性が採用されない理由
介護業界は人手不足、ということで未経験から介護職への異業種転職や再就職を目指す中高年も増えています。
その中には、介護業界なら仕事が決まるのでは・・・誰でも採用して貰えそう、といった甘い考えの方もいるようです。
しかし、実際には求人に応募をしても連続して不採用。
男性は介護職に採用されないのでは・・・とモチベーションが落ちてしまう方もいるかもしれません。
しかし、採用されないのには理由があります。
今は多くの男性も介護施設で活躍されていますので、採用されないということはありません。
介護職への応募で不採用になるケース、理由について抑えておきましょう。
そして、不採用になる可能性を避けるように対策をすることで、内定率は上がるはずです。
女性の介護職を優先して採用したいと考えている
介護職の仕事は様々ありますが、入浴や排せつ、食事介助など直接、利用者の身体に触れて行う身体介護があります。
身体介護では女性介護職を希望される方も多いです。
特に女性のご利用者様はやはり女性の介護職を希望することが多いです。
そのため男性介護職の仕事は限定されるから、ということで採用募集を行って、面接もしているけれどやはり、女性の介護職を優先して採用したいという意向がある場合も多いです。
そうなると、男性介護職の採用のハードルが上がってしまいます。
よほど良い人材と判断して貰えないと、内定が出ない・・・といったことになってしまいます。
男性介護士がいない職場のため採用に躊躇してしまう
男性介護士が増えてきているとはいえ、女性介護士しか働いていない介護施設も中にはあります。
良い人材だと思うけれど、採用して男性一人でやっていけるのだろうか・・・と採用側が悩み、結局不採用というケースです。
同時に2名男性を取る、といったようなタイミングでもなければ難しいのかもしれません。
身だしなみに清潔感が無い
介護業界は人手不足だし、普段の仕事はスーツではないのだから、ときを抜いた格好で面接を受けていませんか?
男性の場合、面接はスーツが無難です。
また、介護職の仕事は清潔がとても大切です。
爪は伸びていませんか?髪の毛はボサボサ、服はしわくちゃ、靴は汚れている、といったようなことはありませんか?
面接では面接官からの質問に対しての受け答えも大切ですが、身だしなみも見られています。
ビジネスマナーができていない
ビジネスマナーも大切です。
特に男性の場合、介護職として転職を目指す方の中には30代、40代も多いです。
年齢に見合ったビジネスマナーが身についているかどうか、というのは判断材料となります。
とはいえ、最低限の言葉遣い、振る舞いができていれば大丈夫です。
声が小さい、姿勢が悪い、視線が定まらない、といったことだと面接での評価は下がってしまうでしょう。
介護職として働く場合、明るく、ハキハキしていることは大切です。
高齢者の方とコミュニケーションを取ることが大切な仕事ですし、ご家族ともコミュニケーションを取ることもあるでしょう。
そうした場面で、応募者はふさわしい対応ができるのか、といったことも採用には重視されます。
結果、ふさわしくない人材であると判断されると、不採用となってしまいます。
介護職への志望動機が曖昧
志望動機はとても重要です。
面接では必ず質問されます。
履歴書にも志望動機を記載する箇所があります。
面接では履歴書に書いた以上のことをしっかりと、明確に面接官に伝えることが必要です。
「どうして介護職になりたいのか」
「どうしてうちの施設に応募したのか」
こうしたことに、しっかりと答えることができなければ内定を貰うことは難しいでしょう。
他の施設でも良いのでは?と質問された時、どう答えるか。
準備が必要です。
こうした面接対策は一人で行うのは難易度が高いです。
一人では面接準備に自信がない・・・といった方もいると思います。
そうした場合、転職エージェントを利用して面接準備もサポートしてもらう方法が良いでしょう。
介護業界の転職エージェントは多数ありますが、その中でも未経験から介護職への転職に強いのが、かいご畑です。
面接対策のサポートもしてもらうことができます。
どういった受け答えをすると面接官に納得してもらいやすいのかなど、アドバイスを貰いながら準備を進めていく方法がよいでしょう。
転職理由がネガティブになってしまっている
面接では志望動機と並んで、転職理由も確実に質問されます。
転職理由は必ずポジティブ、前向きな内容を伝えることが大切です。
特に前職をネガティブな理由で退職した(する)方の場合、素直に伝えると不採用になる確率が高くなります。
「採用したとしても、同じ理由で辞めてしまうのでは?」
といったように思われてしまうからです。
転職理由は必ず、
「介護業界に興味がありキャリアアップを目指していきたい」
「長く働ける仕事であり人の役に立つ仕事がしたいと考えた」
など前向きな内容で答えることが大切です。
あなたを採用した後、前向きに目的意識をもって、仕事に励んでくれるとイメージを持ってもらえるようにしましょう。
男性が介護職で内定を貰うためのポイント
介護職への転職を目指す男性が、内定を貰うために押さえておきたいポイントをご紹介します。
清潔感のある身だしなみになっているか
介護職として採用されにくいことが多い男性は、少しでも内定を貰える確率を上げるための努力は惜しんではいけないです。
見た目も大切。
第一印象を大事にしましょう。
清潔感のある身だしなみになっているか、チェックしてみましょう。
髪の毛は切りそろえてまとまっているか。
髭は剃る。
服にシワ、シミはないか。
靴は汚れていないか。
匂いのケア。
家族がいる方は、一度チェックしてもらうと良いですね。
アドバイスを素直に聞くことがポイントです。
笑顔で明るく、ハキハキと受け答えをする
介護職に限りませんが、面接では笑顔で明るく、ハキハキと受け答えをするのは、とても大切なことです。
それに利用者様の方とコミュニケーションを取る介護職であれば、なおさら笑顔で明るく、ハキハキと受け答えをすることが重視されます。
陰気な職員がいたら、施設の雰囲気も暗くなってしまうかもしれませんし、利用者さんからもクレームがくるかもしれません。
間違いなく、明るい職員の方が良いからです。
笑顔に自信が無い場合でも、元気さとポジティブさをアピールすることで評価してもらうことは可能です。
事前に介護施設の情報収集を徹底する
求人に応募する前に、介護施設の情報収集を徹底的に行うことが内定獲得には重要です。
というのも、他の介護施設との違いを理解するためにも、応募を検討している介護施設の特徴、雰囲気などから男性介護職員の有無、研修・教育体制。
それに男性用の更衣室や休憩室の有無なども確認しておいた方が良いからです。
できれば見学できると良いですね。
見学に行ったからといって、応募を必ずしなければならないわけではありません。
施設見学に行って、応募するのを止める選択肢もあります。
たくさん介護施設はあるのですから少しでも自分に合った職場が見つかるように行動することが大切です。
介護職員の離職率は、職場環境によって大きく変わります。
男性介護職が採用されやすい職場
男性介護職が採用されやすい職場をご紹介します。
採用のされやすさ、男性職員に比率が高め、給料が高め、といったことなども気になりますよね?
男性であれば、家族の生活を支えるために少しでも待遇の良い職場を探したい、という方も多いのではないでしょうか。
特別養護老人ホームなど、規模の大きな施設
特養は規模が大きな施設も多く、その分だけ多くの職員が働きます。
男性がすでに働いている施設も多いでしょう。
介護職の中でも特別養護老人ホームは給料が高く、ボーナス支給率も高いと言われます。
職員が多い施設はシフト面でも何かと働きやすいことも多く、教育体制も整っている場合が多いです。
力仕事で男性職員が活躍できる場面も多々あり、男性介護職員も採用されやすいといえるでしょう。
訪問入浴
ミニバンを運転したり、重い浴槽を担ぎ運ぶ仕事となるため男性介護職が歓迎される仕事です。
特に経験も資格も必要ないため、介護の仕事が未経験の男性でも採用されやすいと言えます。
男性の介護職を歓迎してくれる介護施設を探すには
この記事をご覧になっている男性の多くは、介護施設への転職を希望されていると思います。
人手不足もあり、介護求人は本当に様々な求人媒体で見ることができます。
一般の求人サイトでも見つけることができますし、広範な業界の仕事を扱っている大手人材紹介会社、派遣会社でも介護の求人を見ることができます。
しかし、情報収集を徹底して行うのであれば、介護業界を専門としている転職エージェントを利用する方法がおすすめです。
介護求人が豊富な介護転職サイトを利用して情報収集がおすすめ
介護業界に特化した転職エージェントを利用する場合、男性が確実に応募できる求人を紹介してもらうことができます。
また、内定を獲得するためのアドバイス、サポートを受けることもでききますので、一人では自信が無い方も安心して仕事探しを進めていくことが可能です。
アドバイザーを活用しましょう。
おすすめ介護転職エージェント
次のような介護転職エージェントは未経験OKの求人を取り扱っていますから、ぜひ相談をおすすめします。
男性向け介護求人の紹介を依頼してみてください。
上記の中でも未経験から介護職への転職に強みがあるのは、かいご畑です。
きらケアは施設の内部情報に詳しく、自分に合った職場を探したい場合には、情報力に期待できおすすめです。
介護レポも未経験OKの介護職求人を取り扱っています。
中高年男性の転職相談にも、上記はおすすめの転職エージェントです。